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 ………恐っ。
 雨音の執着心ってほんとに怖い…。

 三春も盛大なため息をついて、最後は頷いてしまった。つか、そうしない限り雨音やめてくれないし。



(……ま、最後に一発やっとくのも悪くねぇな…)



 王者のまま卒業なんてさせてやんねぇ。
 ギラッと光り出した瞳に、チーム春も唸り声をあげて外へ向かった。

 全ては雨音の思惑どーり。



「うーちゃんお待たせ。はっはっは、やっとケンカ見れる僕嬉しー」


「…………あぶねぇから離れてろ」


「む、リョーカイ。じゃー始めっ!」


「「…………」」


「ワクワク、ドキドキ、ドッキンチョ」



 勝手に始められて、ほんとに遠く離れた場所へ身を隠しながらこちらを伺う雨音に、2人は仲良くため息をついた。

 まぁ、とりあえずケンカしとくか。
 そんな感じで殴り合いが始まる。



「………おっ、…おぉう…ギャ!…む、ふむふむ…んー?あー……ぉあっ!」



 主役は雨音なので、雨音の様子をお楽しみ下さい。


「いけっ!…あー惜しいうーちゃ…ほっほ、三春ナイス!血…っ、もっと血をぉお……お?……あ、んーっ」



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あきゅろす。
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