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そういう先生もまんざらじゃなさそうだけど。この3年間で確実に雨音に惹かれてますけど。
とまぁそんなこんなで最後のHRも終わり、3年は在校生に見送られて寮に戻ることに。
家じゃないとこがなんか変だよね。
まだ寮にはいるし。
『『別離先輩お元気でーっ』』
『『やっよいチャー…、ひぃっ!か、可愛いぜっ…睨まれたぜぇえっ』』
『『新年先輩さよならーっ』』
『『顔だけは好きでしたー!』』
「か、顔だけ…」
「その性格だしね」
「うぅ……そうゆうたら、雨音は?」
「さあ?教室で別れてどうしたんだろうね」
「泣いたりしてくれとんのかなー…」
あ り え な い 。
あの雨音が別れに涙… 想像つきませんっ!
いやでも、泣いたら泣いたでそれも面白いかも…なんて、弥生は考えた。
(考えてないから!押し付けないで)
……怒られたのであった。
生徒で出来た道ももうすぐ終わり。
本当に濃い3年間だったな…としみじみ思っていれば、雨音の幻聴が。
マッチです。
……間違えた、末期です。
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