20 そういう先生もまんざらじゃなさそうだけど。この3年間で確実に雨音に惹かれてますけど。 とまぁそんなこんなで最後のHRも終わり、3年は在校生に見送られて寮に戻ることに。 家じゃないとこがなんか変だよね。 まだ寮にはいるし。 『『別離先輩お元気でーっ』』 『『やっよいチャー…、ひぃっ!か、可愛いぜっ…睨まれたぜぇえっ』』 『『新年先輩さよならーっ』』 『『顔だけは好きでしたー!』』 「か、顔だけ…」 「その性格だしね」 「うぅ……そうゆうたら、雨音は?」 「さあ?教室で別れてどうしたんだろうね」 「泣いたりしてくれとんのかなー…」 あ り え な い 。 あの雨音が別れに涙… 想像つきませんっ! いやでも、泣いたら泣いたでそれも面白いかも…なんて、弥生は考えた。 (考えてないから!押し付けないで) ……怒られたのであった。 生徒で出来た道ももうすぐ終わり。 本当に濃い3年間だったな…としみじみ思っていれば、雨音の幻聴が。 マッチです。 ……間違えた、末期です。 [*前へ][次へ#] [戻る] |