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「ほんっっっとにね!最後の最後まで……はぁ、まぁそれでこそ雨音なんだけど…」


「ほっほぅ、弥生先輩分かってるーぅ」


「先輩ヤメテ。いつも通りでいいし…どっちにしろ卒業してバラバラになるわけだったし、変わんないよね」


「ん……寂し?」


「……ちょっとね。半分以上は清々してるけど」


「えへへ、でも僕たち友達。それ一生変わんないよ」


(………へぇ…)



 雨音にしては、まともなことを…。

 天変地異の前触れか!?とも思わなくはないが、雨音にとっても2人は大切な友達なのだ。
 自分に恐れ、気持ち悪がって逃げていく人たちとは違う、大切な存在。


 ま、ようは初めてのオトモダチ、みたいな?…あ、雨音悲しい人生送ってたんだな…。



「まぁ、岡山たちとも一応は知り合いだし、心配はしてないよ。雨音は雨音らしくやりな」


「うぅ…俺ももう一年残りたいわー」


「ふはは、留年はダサいぞ睦月」


「ぐ…っ、そ、卒業しますぅ」


「………おいお前ら、そろそろ最後のHR始めっぞ」


「はーい。しーちゃんよろしくねっ」


「しーちゃんいうな…ったく、最後まで面倒かけさせやがって…」



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