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(せめてちゃんと読んでよ…!)


(え、ホンマに雨音残るん? えっ?)


「まーみんなと会えなくなるのは寂しいけど、僕は会長として学園を頑張って支配…いやいや、統率するから邪魔し…うぅむ、そちらも頑張って下さい。

 うはは、以上、生徒会長水無月雨音。んー初仕事無事終わったぜイエーイ」



 誤解のないよういっておくが、雨音は今無表情でピースをしている。

 あ、間違えてる。
 無事終わったとはいえません。けど口を出せる人がいなく、在校生は皆一様に顔を青くするのであった。


((もっ、もう一年地獄を見るのか…!!))


 それも、恐怖政治という名のもとにね?
 ご愁傷様、である。



『と、答辞。卒業生代表、別離弥生君』


「はぁ……はい」


「お、ヤヨちゃんファイトー」


「…………(ギロッ)」


「おぉう黒い……ね、弥生は相変わらず怖いと思うよね」


「あ?……あー…こっち見てんぞ」


「む、失敬失敬」



 はい、弥生ちゃん実は生徒会長してました。腹黒い会長だったに違いない。



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あきゅろす。
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