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((つか……え、マジで?))
状況が飲み込めません!
なみんなだけれど式は進めます。
とりあえずAクラスからは代表だけになり、来賓の祝辞も祝電もグダグダになったのはいうまでもない。
『えー送辞、在校生代表、お、岡山日生君』
「ちょーっと待ちたまえ!」
──ザワッ
「それは会長である僕がするべきではないでしょうか、先生」
『え、い、いやしかし…』
「………雨音、これ読んで来い」
「む、…お、ありがと日生!いやー君はよく分かってますなぁうんうん」
懐から取り出したるは、今日のために用意された送辞の文なり。
ちゃっかり日生がもう名前呼びなのは気にしないとして、雨音はそれを嬉々として受け取り、ステージへとあがった。
ゴクリ…どこからともなく唾を飲み込む音が聞こえる。
「えーゴホンッ、本日から新しく生徒会長になった水無月雨音です。アマオトって読んだらぶっ飛ばすんで4649!」
『『ひぃ…っ』』
「さてさて、…ふむ、本日はお日柄もよく…?ほぅほぅ、天気がよくて門出日和ってことですな。おめでとうみんな!おめでとう弥生に睦月っ」
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