[携帯モード] [URL送信]
14

((つか……え、マジで?))



 状況が飲み込めません!
 なみんなだけれど式は進めます。

 とりあえずAクラスからは代表だけになり、来賓の祝辞も祝電もグダグダになったのはいうまでもない。



『えー送辞、在校生代表、お、岡山日生君』


「ちょーっと待ちたまえ!」


──ザワッ


「それは会長である僕がするべきではないでしょうか、先生」


『え、い、いやしかし…』


「………雨音、これ読んで来い」


「む、…お、ありがと日生!いやー君はよく分かってますなぁうんうん」



 懐から取り出したるは、今日のために用意された送辞の文なり。

 ちゃっかり日生がもう名前呼びなのは気にしないとして、雨音はそれを嬉々として受け取り、ステージへとあがった。


 ゴクリ…どこからともなく唾を飲み込む音が聞こえる。



「えーゴホンッ、本日から新しく生徒会長になった水無月雨音です。アマオトって読んだらぶっ飛ばすんで4649!」


『『ひぃ…っ』』


「さてさて、…ふむ、本日はお日柄もよく…?ほぅほぅ、天気がよくて門出日和ってことですな。おめでとうみんな!おめでとう弥生に睦月っ」



[*前へ][次へ#]

15/38ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!