14 ((つか……え、マジで?)) 状況が飲み込めません! なみんなだけれど式は進めます。 とりあえずAクラスからは代表だけになり、来賓の祝辞も祝電もグダグダになったのはいうまでもない。 『えー送辞、在校生代表、お、岡山日生君』 「ちょーっと待ちたまえ!」 ──ザワッ 「それは会長である僕がするべきではないでしょうか、先生」 『え、い、いやしかし…』 「………雨音、これ読んで来い」 「む、…お、ありがと日生!いやー君はよく分かってますなぁうんうん」 懐から取り出したるは、今日のために用意された送辞の文なり。 ちゃっかり日生がもう名前呼びなのは気にしないとして、雨音はそれを嬉々として受け取り、ステージへとあがった。 ゴクリ…どこからともなく唾を飲み込む音が聞こえる。 「えーゴホンッ、本日から新しく生徒会長になった水無月雨音です。アマオトって読んだらぶっ飛ばすんで4649!」 『『ひぃ…っ』』 「さてさて、…ふむ、本日はお日柄もよく…?ほぅほぅ、天気がよくて門出日和ってことですな。おめでとうみんな!おめでとう弥生に睦月っ」 [*前へ][次へ#] [戻る] |