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「………お?何をいってるのだねチミたち。僕はほんとは来年3年なのだよ。つまりもとに戻るだけーみたいな」


「「あ……」」


「ねー理事長いいでしょー?僕ね、どうしても会長したいの。もう一年通うからさぁ」


「ギャーやめて雨音はんんん!!やるなら俺にっ」


「うっさい黙ってろ変態!…ねぇ雨音ってば」



 弥生の痛烈な一言で睦月撃沈。

 こうなれば泣き落としでも何でもしてやる…っ!と思った弥生だが、それよりも先に落ちたのは理事長だった。


 元々雨音のやることに口を出してこなかった、学園一の権力者。
 うん、まぁ正直雨音が怖かったんだよね。反論して殺されかねないかもって。

 でも今、雨音がこの3年で習得した『媚びる』を使われ、落ちたようだ。

 キラキラキラ…ッと輝きを放つ瞳に、無邪気な笑顔。
 やられた理事長が出した精一杯の結論は…、



『か、会長に聞いてみてくれ』



 だった。
 今の会長、知ってる人は知っている、岡山日生。

 すげー俺様だけどやるときはやる人で、一応雨音も知り合いだったりする。



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あきゅろす。
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