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 けれど怖いから誰も文句はいいません。
 はい、水無月雨音伝説は最強であり、この2人もそれに+αされているのです。



『…す、進めても…いいですか…』


──ポン、ポン



 進行役の先生を他の先生が慰めたのは、いうまでもない。

 はい、ってことでさっさと卒業式をやっちゃいましょー!









「むぉっ、弥生、睦月見てっ!」


「んぁ?ど、どないしたん?」


「何かつけてもらってる!あれはもしかして…っ」


「……ああ、卒業生への花…っていってもリボンでしょ」


「いーなーいーなー僕もつけて欲しいなーっ」


「ぶふっ!か、かわええ…っ」



 右に左に体を揺らしながら、珍しく可愛らしい声をあげて笑顔を見せる雨音。

 睦月に105のダメージ。
 鼻血はギリギリ抑えられたようだ。



 ……と、いうか、



「行けば普通にもらえるし。ほら、そんなに欲しいならさっさと行く」


「ほっほぅ!すいやっせーん!僕にもつけて下さーいっ、100個!」


「多いやろっ!!」



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あきゅろす。
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