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そして3年経っても告白出来ないヘタレっぷりと、気づいてもらえないその気持ち。
残念である。
……さて、まぁ何やかんやで練習が始まりました。すっげーめんどくさいけど、この学園は1人ずつ卒業証書を受け取ります。
大体Dはほとんどサボリでいないけど。
それでも180人近く。
そう、ようはつまり…、
「ひーまーなのらー暇ひっー」
((ま、またアイツだ…っ))
「む、いけませんな、これは……眠くなっ…き、た……」
「もう…寝てていいから騒がないで。ホントお願いてか寝ろ」
「おぉう…ヤヨちゃ、くろ…ぃ……大魔王ってむっちゃんがいってた。グーグーッ」
「っちょ!?あ、雨音っ…ってもう寝と…ヒィ、弥生はんっ?まっ、ギャアアア──!!」
最後の言葉はどれよりもハッキリと。
思ってはいたけど口に出したことなんてなかった睦月、撃・沈☆
1人は真っ黒なオーラ垂れ流しで目に見えて怒ってるし、1人はたった一発でキュウ…ッと伸びちゃってるし。
1人はグーグー寝てるくせに周りの人を巻き込んでるし。
あ、髪引っ張られた、可哀想に…。
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