4 そして3年経っても告白出来ないヘタレっぷりと、気づいてもらえないその気持ち。 残念である。 ……さて、まぁ何やかんやで練習が始まりました。すっげーめんどくさいけど、この学園は1人ずつ卒業証書を受け取ります。 大体Dはほとんどサボリでいないけど。 それでも180人近く。 そう、ようはつまり…、 「ひーまーなのらー暇ひっー」 ((ま、またアイツだ…っ)) 「む、いけませんな、これは……眠くなっ…き、た……」 「もう…寝てていいから騒がないで。ホントお願いてか寝ろ」 「おぉう…ヤヨちゃ、くろ…ぃ……大魔王ってむっちゃんがいってた。グーグーッ」 「っちょ!?あ、雨音っ…ってもう寝と…ヒィ、弥生はんっ?まっ、ギャアアア──!!」 最後の言葉はどれよりもハッキリと。 思ってはいたけど口に出したことなんてなかった睦月、撃・沈☆ 1人は真っ黒なオーラ垂れ流しで目に見えて怒ってるし、1人はたった一発でキュウ…ッと伸びちゃってるし。 1人はグーグー寝てるくせに周りの人を巻き込んでるし。 あ、髪引っ張られた、可哀想に…。 [*前へ][次へ#] [戻る] |