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「うっさいな、みんなそう思ってんだから静かに移動してくんない?」


「っひ、す、すんまへん…」


「ははは、むっちゃんおっこらっれたーヤーイヤーイ」


「雨音もね」


「……うむ、静かにいこうではないか」



 キャー怖ーい。
 全く気持ちの籠もってない声でそういい、"静かに" 移動するため、忍者のように忍び足で歩き始めた雨音。

 何気に左右への移動が素早いのがさすがといったとこである。



「……ホンマ、俺は離れたないくらい好きなんやけどなー…」


「告白すればいいじゃん。当たって砕けてきなよ、亡骸は拾ってあげないけど」


「ヒドッ!ちゅーかフられる前提やんっ」


「当たり前でしょ、あの雨音だよ?体だけでいいなら一回はヤらしてくれそうだけどね」


「ギャー雨音が汚れることいわんといてぇえっ」



 一年のときすでに処女卒業してますけど。雨音、貞操観念低いから。

 うまく…ホントにうまく流せればヤレないこともない。が!雨音のペースに乗せられるのがオチである。



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