3 「うっさいな、みんなそう思ってんだから静かに移動してくんない?」 「っひ、す、すんまへん…」 「ははは、むっちゃんおっこらっれたーヤーイヤーイ」 「雨音もね」 「……うむ、静かにいこうではないか」 キャー怖ーい。 全く気持ちの籠もってない声でそういい、"静かに" 移動するため、忍者のように忍び足で歩き始めた雨音。 何気に左右への移動が素早いのがさすがといったとこである。 「……ホンマ、俺は離れたないくらい好きなんやけどなー…」 「告白すればいいじゃん。当たって砕けてきなよ、亡骸は拾ってあげないけど」 「ヒドッ!ちゅーかフられる前提やんっ」 「当たり前でしょ、あの雨音だよ?体だけでいいなら一回はヤらしてくれそうだけどね」 「ギャー雨音が汚れることいわんといてぇえっ」 一年のときすでに処女卒業してますけど。雨音、貞操観念低いから。 うまく…ホントにうまく流せればヤレないこともない。が!雨音のペースに乗せられるのがオチである。 [*前へ][次へ#] [戻る] |