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「実験をしたいのだよ弥生君」


「………なんの」


「ふむ…決まってない…かな。色々いじるのが好きなのだよ。むふふ、出来上がりはお楽しみってやつですぜぃ」


「うっわ…何それ。僕たちもやろうとかいわないよね?」


「一緒、やる?でも僕、1人で進めちゃうかもしれません」



 実験だけはどうしても自分の好きにやりたくなるから、人がいても相手してられない…と。
 まさかの1人がいい発言に、弥生は今回こそヤバいんじゃないかと顔を思いっきりしかめた。

 そりゃもう、近寄りたくないと顔でいってるようなもの。



 だがしかーし!雨音はそんなの気づきませんっ。

 まだ固まっていた睦月の前で、新調したばかりだという白衣が似合うかと聞いていた。
 クルクル回り、バシバシと白衣が睦月に当たる。



「今回はポッケいっぱいつけて丈も合わせてみたんだっ。ね、似合う?にぁ……ぅぷ、目が回りまし、た…っ」


「に、似合うで雨音!でもデカいん引きずってた方がグッとくるわっ」


「……バカだな睦月。踏むじゃん、転ぶじゃん」



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あきゅろす。
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