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 とてもカッコイい彼。だけど別に近づきたいとも思わない。
 雨音はガクッとズレたメガネを直し、退屈そうにあくびをした。


 会長の挨拶は簡単に終わり、式も終わる。弥生が戻ってこないので2人で教室に帰った。


──ガラッ



「……んお、視線が痛い」


「堪忍ね。席は…」



 自由。



「むっちゃんむっちゃん」


「やからそれやめぃ」


「僕は一番後ろがいい。教科書にフィギュア隠してモエモエするんだ」


『キモッ、まじオタクかよ』
『なんでSにいるわけ?!』


「それ普通ゆうか?」


「だってやるっていってた」


「は?」



 普段やってる訳じゃ無いのか、疑問に思ったが雨音がその席に向かっていくので後をついていく。


 もうすでに座っている人。
 雨音を睨んだり睦月に顔を赤くしたり大忙し。



「ここがいいなー」


『い、嫌だよ!早くきてこことったんだからっ』


「な、代わってくれへんかな?」


『はいっ、もちろんですぅ』





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あきゅろす。
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