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「あの…よろしくお願いします」
「よろしく。僕は八月一日那智」
「俺は古畑心ってーの!こいつと友達で「後にしろー」……はい」
ごもっとも。心の目は今までにないくらいキラキラしてて、僕は1人心の中で笑った。
そして休み時間になるとたくさんの奴らが坂井君の周りに集まる。ほっといてもいいかなーって思ったけど、あわあわしてるのが少し可哀想だったから助けることにした。
「初めて来た子にそんなによってたかって嫌われても知らないよ?常識のない奴だって思われるかもね。困ってるのが分からないんだから」
『『ゔ……』』
「かっこよくて常識もあって優しさもある人こそモテるんじゃね?みんなかっこよさはクリアしてるから後は君たち次第だよ」
そういうとみんな渋々席に戻っていった。つかお前ら自分はカッコイいと思ってんのかよ。しかもなぜ僕に言われて赤くなる。
「あ…ありがとうホヅミ君」
「いいよ。あ、僕のことは那智って呼んでよ。ホヅミって漢字で書くとややこしいから」
「俺は心って呼んでー」
「じゃあ…なっちゃんと心ちゃんって呼んでいい?僕は朝佳でいいから」
「あーちゃん!いいっしょ?」
「うんっいーよ」
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