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それからは、ほんとに会うことがなかった。
腕時計も必要ないけど、
でもお母さんが持ってきてくれたからしとく。
人、人、人。
ほとんど子持ちか年寄り。
だからラク。
……………ラク。
「よぉ冬樹」
その人は、
そんな俺の一つ横に座った。
まるで当たり前のように。
「……………………」
「お前って年いくつなわけ?」
「……………………」
「俺は16。高1」
だから、何?
そう思ったけど言われたら言わなきゃいけない。
めんどくさい。
「14」
(それだけかよ…)
学校に行ってれば中2。
でもそんなもの、もうどうでもいい。
全部 全部、
もう関係ない。
「学校は?いつも何してんだ、あ?」
…………この人は一体何なのだろう。
「てめぇ聞いてんだろうが」
なぜ、そんなことを聞く?
「チッ……呼ばれたか。
また今度、……………いるよな?」
何がしたいんだ。
俺がいなきゃいけない?
………また、今度?
久しぶりにそんなこと考えて、
次の日は少し熱を出してしまった。
疑問がいっぱいって、
疲れる。
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