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俺より5cm近く高い、
金髪のみるからに頭の悪そうな奴。


実際バカだ。


どんなにキツく当たっても話しかけてくるとこから、
鈍いのかMなのか分からなくなる。






………ああ、いや、
何を考えてんだ。

コイツのことなんて、
ほって置かなければ…。




「それよりさ、昨日出された課題見してくんね?」


「嫌だ」


「いーじゃん!あの先生怖いし」


「知らない」


「ケチー!勝手に見ちゃおっ」


「………」




見せないといっても、
コイツには関係ない。


俺のカバンを勝手に漁るから、
手加減しないで椅子を蹴ってやる。



前の席だから、蹴りやすい。




「いで、んだよもー。興味ないならほっときゃいいじゃん」


「誰が見せてやるか。怒られろ」


「それって俺のこと思っていってくれてんの!?」


「俺は自分のを見せるのが嫌なだけ」


「ちぇーっ」






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