■ 俺より5cm近く高い、 金髪のみるからに頭の悪そうな奴。 実際バカだ。 どんなにキツく当たっても話しかけてくるとこから、 鈍いのかMなのか分からなくなる。 ………ああ、いや、 何を考えてんだ。 コイツのことなんて、 ほって置かなければ…。 「それよりさ、昨日出された課題見してくんね?」 「嫌だ」 「いーじゃん!あの先生怖いし」 「知らない」 「ケチー!勝手に見ちゃおっ」 「………」 見せないといっても、 コイツには関係ない。 俺のカバンを勝手に漁るから、 手加減しないで椅子を蹴ってやる。 前の席だから、蹴りやすい。 「いで、んだよもー。興味ないならほっときゃいいじゃん」 「誰が見せてやるか。怒られろ」 「それって俺のこと思っていってくれてんの!?」 「俺は自分のを見せるのが嫌なだけ」 「ちぇーっ」 [*前へ][次へ#] [戻る] |