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「失礼しま…す」


──シーン…


「あれ…トモさん?」




返事がない。


誰かがケガしてるのか、
他の先生に呼ばれてるのか。

とりあえず食堂ってことはないな。





………ここで食べても、
いいかな。





誰かが来たら色々面倒だから、
空いてるベッドに座り、カーテンを閉めてからご飯を食べた。




ただの購買のパンなのに、
有名店が作ってるせいか凄く美味しいパン。


唯一の楽しみだっていったら、おかしいかな。




「………ぐっ、ゲホッゲホッ」



喉っ…つまった!




「んぁ?誰かいるのか?」


「か、はっ…ゲホッ」


「な、四季!?どうしっ…、水か」




戻ってきたトモさんは、
中にいた俺をみて冷静に水を持ってきてくれた。


なんてタイミングのいい人なんだ、なんて思いながら喉につまったものを流した。

いつも通りの息が、
戻ってくる。





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