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病気のことを告げられたのは、8歳のとき。


毎日飲む薬の意味が知りたくて、ダメだという親に無理やり聞いた。




『心臓の病気なのよ』




生まれた時からあったソレ。

20歳くらいまでしか生きられないといわれた、小学校2年生。



泣いた。


何で俺なんだと。
何で聞いてしまったんだと。




俺の病気は、
意識障害のようなもの。

ふとした時に意識は飛んで、
また起きる。


これの繰り返し。




なるべく減らす薬は、ある。
でも、どうせ死ぬならいらない。


いらない、





いらない、








何もいらない。






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あきゅろす。
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