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「…告白、されました」

「へー…、…ん?誰が?」

「おれが」

「…誰に?」

「豊、に」



夕食後、蒼は幸作の部屋へ遊びにいき、そして豊とのことを包み隠さず話すことにした。

ふと話題を振れば幸作は目を丸くし、そしてぎこちない笑みを浮かべ蒼から顔をそらしてしまった。
聞きたくない、そう顔に書いてある。



「今日、呼ばれていったら、…おれのことやっぱ好きだって」

「っ…へ、へぇ」

「でも…おれ、断ったから」

「え、」

「断った。だって、おれが好きなの、…幸作だし」



ぽ、と少し頬を赤くしていえば、また幸作は目を丸くして、今度は蒼の肩をガッと掴んできた。

ビックリして目をぱちくりさせれば、何を思ったのかそれでいいのか、と問いただされて。



「俺なんかに義理立てしなくていいんだぞ!?大好きな豊とヨリ戻せるんだぞっ!?」

「ちょ、幸作落ち着いてっ」

「落ち着いてられっか!俺は代わりでいいっていったよな?その必要がなくなるなら、そっちの方が蒼にとって…」

「ああもう何ソレ幸作はおれに豊とヨリ戻してほしいわけ!?」

「嫌に決まってんだろ!」

「じゃーいいじゃんかっ」

「いいわけっ、…い、いいのか…?」


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