２
でもよかった、違うみたい。
じゃあなんだろ…早く洗って、話聞きたいな。
「あ、そうだ、あのね。今日コンビニいったら美味しそうなケーキあったの」
「ケーキ？」
「うん！あとで一緒に食べようねっ」
「なら、俺がコーヒーいれてやるな」
「ほんと？わーい、しーくんのコーヒー大好きっ」
しーくんがやってくれるときは、豆から挽くの。砂糖とか入れてもちょっと苦いけど、それがしーくんの味。
僕は大好きなんだ。
楽しみだな、と顔を緩ませながら洗い物をした。その間に１つ、さっきの先生の話で言い忘れてたこというね？
実は僕、入学してから１年間、１人部屋だったんだ。
人数の関係で１人余るって聞いてたけど、ランダムで振り分けられて、僕が当たったの！
おかげで、しーくんは部屋へ遊びに来れるようになった。
僕が生徒会の部屋までいくのは、少し気が引ける。
しーくんは幼なじみっていってあるから大丈夫、っていってくれたけど、やっぱ周りの反応が怖くて…それに１人部屋だから、しーくんきても誰も何もいわないしね。
空いた１つの部屋にしーくんの服とか私物が少しあって、寝るときは一緒のベッドで。
ど、ど、同棲だな…って、しーくんはいってくれてる///
……けど、編入生かぁ…。
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