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怖い、んだよ。
しーくんは守るっていってくれてるけど、ほんとは毎日怖い。

それにしーくん目当ての人しか寄ってこないから、友人らしい友人もいない。
寂しいけど…でも、しーくんがいてくれるだけで、僕は頑張れる。



「し、しーくん!」

「…ん?」

「今日、は…その、えっと…」

「ふ…最近は生徒会の仕事も落ち着いてるから、カナと過ごしたいんだが?」

「っ…うん!えへへ、お風呂一緒に入ろうねっ」

「…それだけで済む保証がなくていいなら、な」



ん?どういうことだろう…と思って小首を傾げたら、明日は休みだし、っていってニヤッと笑った。

あぅぅ、…す、する、のかな…?/// どうしよう僕変なお誘いしちゃったかも…!



「クク、顔真っ赤」

「だ、だって…な、慣れるもんじゃ、ないもん…」

「可愛い。そういうとこが可愛くて好きだ、カナ」

「か、か、可愛くないしっ!///」

(こういう顔が見れるのも、俺だけなんだよな…)



…しーくんが心の中で優越感を感じてたなんて僕は知るはずもなく、それから先、変に意識しちゃって何を話したのか覚えてない。


僕の幼なじみで、人気者で、とーっても優しい恋人のしーくん。
みんなには、この学園には付き合ってることは秘密だけど、みんなにほんとは自慢したいけど、お部屋で2人きりで過ごす時間はとても幸せな時間だよ。

ずっとずっと、卒業したあともしーくんと一緒にいれたらいい、よね…。



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