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「なんだよワガママいうなよ!友達なんだから一緒にいくのが当たり前だろっ!?」
「でも…っ、みんな、よく思ってない、し…それに、僕、い、イジメられて…る、し…」
「それは奏がそんなんだからだろ!もっとシャキッとすれば大丈夫だって!周りなんか気にするなっ!!イジメられる方にも原因はあるんだぞっ!?」
甘ったれるな!って…原因は、めぐるくんなのに…もう、ヤダよしーくん…。
会いたい。しーくんに会って、ギュッてして、ナデナデしてもらいたい…っ。
でもムリいっちゃダメだよね…。結局は、いつもみたいに僕がめぐるくんにムリヤリ生徒会室に連れて行かれるんだ。
それを断れない僕も悪い。
けど、この手首の痣、せめてめぐるくん、気づいてくれないかな…掴む力強すぎだよ。
……と。
――ザッ
『ちょっと、2人に話あるからついてきてくんない?』
「あっ!なんだお前ら!親衛隊かっ!?」
『"元"ね、あんたのせいで。いいからついてきて』
「上等じゃねーか!おれもいいたいことあるんだ!!」
「ちょ、め、めぐるくん…っ」
挑発、しないで!
うぁぁ、しかもこの人たち荒木くんの親衛隊の人じゃ…。
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