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「おれがしたくてしてるんじゃねーもん!叔父さんがしろってうるさくてさーほらこれ、目立つだろ!?だからさっ!」
「そ、そっか…可愛い、ね?」
「みんなそういうけどおれ男だぞっ!」
むぅ、って頬膨らましてるけど、どこか満更でもなさそうに見えるのはなんでだろう…。
でもほんと、可愛いと思う。
…しーくんには、見せたくないなぁ。
「あっ、なーなー!生徒会ってあの3人だけなのか!?」
「え、…ううん。書記がいるよ。それで、今は4人で…」
「書記か!会ってみてーなぁ、きっとそいつも親衛隊のせいでダチ作れなくて困ってるはずだ!だからおれが友達になってやるんだっ!!」
「そ、それはどうだろう…」
「んだよ奏!あいつらのことちゃんと見てやれよっ!ダチだろっ?!」
「…へ、」
「おれのダチと奏は友達!奏のダチもおれの友達!なっ!!」
い、みが分からない…友達には、ならないんじゃないかな…。
とは思ったけど、なんか言い出せなくてそのあとずっと、めぐるくんのお話に付き合うことになった。
声、大きいから少し具合悪くなっちゃったよ…。
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