25 「おれがしたくてしてるんじゃねーもん!叔父さんがしろってうるさくてさーほらこれ、目立つだろ!?だからさっ!」 「そ、そっか…可愛い、ね?」 「みんなそういうけどおれ男だぞっ!」 むぅ、って頬膨らましてるけど、どこか満更でもなさそうに見えるのはなんでだろう…。 でもほんと、可愛いと思う。 …しーくんには、見せたくないなぁ。 「あっ、なーなー!生徒会ってあの3人だけなのか!?」 「え、…ううん。書記がいるよ。それで、今は4人で…」 「書記か!会ってみてーなぁ、きっとそいつも親衛隊のせいでダチ作れなくて困ってるはずだ!だからおれが友達になってやるんだっ!!」 「そ、それはどうだろう…」 「んだよ奏!あいつらのことちゃんと見てやれよっ!ダチだろっ?!」 「…へ、」 「おれのダチと奏は友達!奏のダチもおれの友達!なっ!!」 い、みが分からない…友達には、ならないんじゃないかな…。 とは思ったけど、なんか言い出せなくてそのあとずっと、めぐるくんのお話に付き合うことになった。 声、大きいから少し具合悪くなっちゃったよ…。 [*前へ][次へ#] [戻る] |