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で、でも結局は、会長様のことも名前で呼ぶんだ…。
めぐるくんが知り合った3人、凄く顔のいい人たちで、先生も含めて…なんか、凄い偶然、だよね?

そこに僕がいるのも、偶然なの…?



「あ、あの、でも、ほんと気をつけて?きっと明日から親衛隊動くと思うから…」

「んだよ心配性だな奏は!そんなもんおれが蹴散らしてやるぜっ!」

「ぼ、暴力はダメだよ…」

「にしてもアッチー!走ったから暑いな!!これ蒸れるんだよっ!」

「…え、…ひぃっ!?」



パサ、って。
めぐるくんのあのモッサリとした髪が、パサって。
頭がとれたかと思って、僕変な声あげちゃった。

でも、違う。
これ…カツラ?



「…あ、ああ゙ー!!ヤッベーカツラとっちまった!!昨日は気をつけてたのに…っ、走らせた奏のせいだからな!」

「ええっ、僕…?!」

「そうだぞ!だからこのこといったらダメなんだからな!絶対秘密にしろよ!?」

「う、うん。でもなんで…」



本当の姿のめぐるくんは、驚くほど…可愛かった。

金髪のサラサラのショートに、青い瞳、それに美少年といっても過言じゃないほどの可愛らしい容姿。
ここなら、絶対トップに立てるほど可愛い…。


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