24 で、でも結局は、会長様のことも名前で呼ぶんだ…。 めぐるくんが知り合った3人、凄く顔のいい人たちで、先生も含めて…なんか、凄い偶然、だよね? そこに僕がいるのも、偶然なの…? 「あ、あの、でも、ほんと気をつけて?きっと明日から親衛隊動くと思うから…」 「んだよ心配性だな奏は!そんなもんおれが蹴散らしてやるぜっ!」 「ぼ、暴力はダメだよ…」 「にしてもアッチー!走ったから暑いな!!これ蒸れるんだよっ!」 「…え、…ひぃっ!?」 パサ、って。 めぐるくんのあのモッサリとした髪が、パサって。 頭がとれたかと思って、僕変な声あげちゃった。 でも、違う。 これ…カツラ? 「…あ、ああ゙ー!!ヤッベーカツラとっちまった!!昨日は気をつけてたのに…っ、走らせた奏のせいだからな!」 「ええっ、僕…?!」 「そうだぞ!だからこのこといったらダメなんだからな!絶対秘密にしろよ!?」 「う、うん。でもなんで…」 本当の姿のめぐるくんは、驚くほど…可愛かった。 金髪のサラサラのショートに、青い瞳、それに美少年といっても過言じゃないほどの可愛らしい容姿。 ここなら、絶対トップに立てるほど可愛い…。 [*前へ][次へ#] [戻る] |