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「っ…な、なにすんだ変態やろぉー!!」

――ドゴォッ!

「ぐ…っ、カハッ!」

「おおお、男とチューなんてありえねぇ!うぁーおれのファーストキスがー!!死ね!せっかくダチになってやろうと思ったのに…!」

「っ…な、かなかいい拳持ってんじゃ、ねぇか…っ」

「変態エッチスケベ最低だ!!いくぞ奏っ!!」

「…えっ!?…あ…っ」



な、なんでここで僕のこと思い出すのぉ…!

会長様を思いっきり殴っためぐるくんは、僕の腕を掴んでその場から逃げ去るように外へ出た。
うまい具合に騒ぎの中に身を潜めてたのに、今ので全部台無しだよ…。

敵意を向けてた生徒にも、生徒会の3人にも、多分目をつけられた…。
もう、いや…っ!







「ああ゙ああ゙あ!ヤローとキスなんて最悪だ!」

「だ、大丈夫?めぐるくん…」

「大丈夫じゃねぇ!なんで奏も助けてくれなかったんだ!友達だろ!!」

「ええっ、そ、そんなこといわれても…」

「ゔー天馬のやろー…っ」



食堂を飛び出しためぐるくんは、教室に戻ったあと僕と自分のカバンを持って校舎から出た。

え、と思ってたら寮の自室に戻ってきて、スッゴい文句をいってる。
もしかして、え、サボるの…?
僕も一緒に…?


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