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「そういう話はしないで下さい。…理央、あまり近づくと孕むかもしれませんので気をつけて下さいね」

「えっ、は、孕む…っ!?///」



意味を理解したとたんブワーッと顔を真っ赤にして、口をパクパクさせた理央。うほ萌えーっ!これオタク姿でも可愛いとか思えちゃうんだけどええそうだろおまいらっ!…あ、いけねデータフォルダがいっぱいに…ちょ、本命来る前に整理せい…あーもうデジカメ使っちゃえ。



――パシャ、カシャッ


「…まぁ、も少しイメチェンしたら抱いてあげてもいいよぉ、り・お・ちゃん♪」

「だだっ、誰が…!」



チャラ男GJ。それでこそチャラ男だ。そしてチャラ男から守ろうとする副会長に、それを睨みつけるワンコ、ありがとう…!…あーでも保が凄くつまらなそうだ…おかしいな、ここは保も睨まなきゃいけないんだけど…。



(伊織の考えが伝わってくる…はぁ、俺はノーマルだって4年もいってるのに…)


「それよりぃ、早くしねぇと大河が限界だよぉ?」

「…もう遅いようですが…」

「っ…!?」


(お、王風…ヤバい血が騒ぐ…っ)



ゔ…凄い威圧感だ…。素人の僕でも感じるほどピリッとした空気に、萌えどころじゃなくなった。なんか理央からもなんともいえないオーラが伝わってくるし…好きだったのかな。あ、それいいオイシイ。ま、そんな感じじゃなさそうだけど。



「何してやがるテメェら」

「ごっめーん!でもでも、面白いもの見つけたのーっ」

「…面白いもの?」

「りっちゃんのお気に入りでぇーあの鬼人と一緒にいてぇー向井くんまでお友達になっちゃったモッサリ編入生ー!」



ジャジャーン!と理央を会長の前に押し出しながら、それはもう楽しそうに紹介をする小悪魔。理央はヤベェって顔してるけどもう僕もヤベェ。なにがヤバいって鼻息もだけど興奮しすぎて心臓がバクバクいってる!ハァハァ、殴れ理央っ!

つかあの飛び出していきそうなワンコを目で止めるなんて、飼い主最高っ!



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あきゅろす。
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