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――パシャ、カシャッ


「……悪いな、これは俺のせいだ」

「え?なんで向井君のせいなんだ…ですか」

「まぁ、うん…ランクに入ってるからだからだな。伊織もごめんな毎回」

「いやいやいやこれでこそ人気者の証だからね!」



まぁその、中には僕への批判もあるわけだ。でも萌えのためならこんなの屁でもねぇやいっ!…嘘嘘、保は大事な友達だから、別に気にしないのさ。平凡は合ってるし。

…っと、保と2人で再び友情を確かめ合ってると、僕らより小さい…僕より小さい!理央が首を傾げながら見上げてきた。上目遣いgj!見えないけど仕草gj!保のほう向いてっていえば素直に向いた理央gj!



「――…様?」

「そ――…理央こそ伊織のターゲットにされたんだろ?ご愁傷様」

――ピクッ

「ハァハァハァ既に名前呼びも『お待たせしました』…あ、ご飯きた」



そうだ忘れてた食堂にご飯食べにきたんじゃーん。っていうかすでに名前で呼び合ってるんだけど!敬語もないしスッゴい親しげなんだけど萌えええ!!あれか、あれだろ、あれなんだなっ!

好きになっ、



「あの、ありがとうございましたっ」

『…!い、いえ、失礼します…』



ありがとキター!料理を置いて去っていくウェイターさんに少し大きめの声でお礼をいった理央。うんうんいい心がけだ。そうしてどんどん王道通り全てのウェイターも虜にしていくんだな…あ、やべ、嬉しすぎて涙が。



「……なぁ伊織」

「ん?……うん?」



あ、聞いてなかった。2人にジッと見られてちょい恥ずかしいけど、なんのことだろうと辺りを見回して納得。あれだ、保のご飯も待とうとかいうやつだ。それはもちろん待つつもりだったから頷いておく。

僕たち3人で座ると、さらに悲鳴があがった。…あ、今理央、絶対怖いとか女みたいって思った!そんな顔してたっ。



「保って人気者あるんだな」

「はぁ…ランク、入っちゃったからな…」

「ランク…あ、人気投票…だっけ?伊織」

「そうそう。抱きたいと抱かれたいって2つあって、保は抱かれたいランクの5位!」



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