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ホウエンリーグ〜四天王戦

 ポケモンバトルの最高峰、ポケモンリーグ。サイユウシティから続くチャンピオンロードの先には、全てのトレーナーが夢見るホウエンリーグに続いている。
 現在スミレがいるのはチャンピオンロードの手前だ。ポケモンセンターからは遠くに大陸風の丹塗りが施された門が見える。彼女がここまでやってきたのは、もちろんリーグに挑戦するためではない。せっかく滝登りの秘伝使用許可が降りているのだ、一度くらいは建造物として評価の高いホウエンリーグを直に見ておきたかった――つまりは、観光である。
「うーん、綺麗だなあ」
 チャンピオンロードを進めばもっと近くで眺めることが出来るのだが、さすがにそこまでする情熱があるわけでもない。少し遠いのは残念だが、スミレは概ね満足していた。旅を通じてホウエンを満遍なく渡り歩いたのだ。生まれ故郷であるシンオウ地方ですら旅に出たことがないスミレにとって、この数ヶ月は発見と筋肉痛の連続だった。この旅がもうすぐ終わりだと思うと幾ばくかの寂寥感が湧いてくる、わけでもなく、我が家が恋しくてたまらない。
「飛行船のチケットはもう取ったし、あとは図鑑を返して……」
「スミレちゃん!」
 指折り数えてやり残したことを確認するスミレの頭上から、彼女を呼ぶ声がした。黒い影が一瞬通り過ぎ、風になびく髪を押さえる彼女の前で黒いスーツが翻る。
 ホウエン地方のリーグチャンピオン、ツワブキ ダイゴその人だった。重い鎧を軋ませて着地したエアームドは、顔なじみであるスミレへとことこ近づき、パーカーの背中を鋭いくちばしで数度つついた。これが彼なりの挨拶である。
「なんだかお久しぶりですね。ご健勝のようでなによりです」
「せっかくスミレちゃんがホウエンに来てるっていうのに、ロクなおもてなしもできなかったね」
 彼のことだ、チャンピオンとしての仕事やデボンコーポレーションの仕事、その他後進の育成等々、様々な方面へ精力的に手を出しているのだろう。結果、首が回らないという事態にならないのは彼がひとえに辣腕であるが故だろう。
「まさかとは思うけれど、リーグに挑戦かい?」
「いつもはホストの身ですから。たまには私の方から遊びに行ってもいいでしょう?」
「……」
「ジョークを解説させるのはナンセンスですよ、ダイゴさん」
 見上げるスミレの冷ややかな視線から逃げるように目をそらすダイゴ。片手がさりげなく腰のホルスターに伸びていたのは気づかなかったふりをしておく。
「ダイゴさんはこれからリーグのお仕事ですか」
「いや、用事自体はすぐに終わるんだ。せっかくだから中も見ていくかい?」
 ダイゴの誘いは、ポケモンリーグから縁遠い人間としては非常に魅力的な提案だった。直にリーグの中を見学できるのは、リーグ挑戦者のみの特権だ。
「……そうですね、お言葉に甘えて」
 しばしの逡巡の後、スミレは素直に彼の誘いに乗ることにした。これも観光の一環だ。エアームドの背に誘導するダイゴを制して、スミレは荷物の中からペリッパーのために購入した飛行用ハーネスを取り出した。



******



・俺ルール:戦闘中に極力回復アイテムを使わない(ビードロ含む)

・何度かリトライしたリーグ挑戦の記録を赤裸々に綴ろうと思うので、感想とバトルの実況が入れ替わってちょっと見にくいかもわからんです

・という謎の縛りを設けていざリーグ挑戦。琉球チックなデザインに変更されたホウエンリーグ、長い橋の下へ枯れ葉が舞い、砂となって崩れてゆく

・バトルフィールドの中にまで椅子を持ってきて主人公を待ち構えるカゲっちゃん。鉄砲玉みたいな見た目で楽しさを行動原理としている割には享楽主義者って感じでもないんだよな、この人。根は真面目なのか……?

・公式絵出てからずっと思ってたけど、口ひん曲がりすぎでは? あと横にグラエナかアブソルがいるとめちゃくちゃ絵になると思う

※挑戦一回目

・いばられたコータスが自傷ダメージ受けながら先鋒のグラエナを突破。次のダーテングに落とされるも、敵討ちはペリッパーが取る

・サメハダーもペリッパーで突破。切り札アブソルの登場に倒れるも、負けじとジュカインを投入

・【悲報】ジュカイン、渾身のリーフストームを外す

・初戦からやってくれるね君ってやつは

・薬で回復したアブソルとノクタスをボーマンダで突破。カゲツ戦に勝利!

・藤の花でいいのかな? カーテンを抜けた先には蓮の花が咲くフヨウの間

・手足ぶらぶらさせながら主人公を待つフヨウ。待機用の椅子はもちろん部屋の隅に置かれている。あれをずるずるフィールドの中まで引きずってきたかと思うとカゲっちゃん面白すぎる

・謎の複数カメラ切り替え。だからといってモデルがアクションを起こすわけでもなく、ただテンポが悪いだけである

・(この時点ではまだ気づいてません)

・お花いっぱいのカットインかわいいな! いままでがキクコ(あの人毒専だけど)、マツバといかにもゴースト使います、みたいなキャラが続いていた中で、フヨウみたいないかにも天真爛漫な南国少女がゴーストタイプのエキスパートってすごいギャップだよなあ、と当時も思ったわ

・先鋒サマヨールをコータスの炎の渦とドクケイルの毒々でじわじわ嬲る。一体目のジュペッタに鬼火警戒してHPの減ったコータス居座りさせたところ、懐かしい技構成をしたアタッカーでござった

・ジュペッタにシャドボを搭載していた時代……ゴーストタイプ一の攻撃力……ウッ頭が

・まだ鬼火を警戒しているので特殊主体のペリッパーで突破。次に出てきたヨノワールに対し、火力不足を警戒してドクケイルへ交代

・雷P飛んでくるとは思わんかったよね! 三色+霊技一つと見て毒を盛る。次に繰り出したボスゴドラの防御力に物を言わせてスリップダメージで突破。次のヤミラミもそのまま突破する。ついつい昔の癖でゴーストの前に鋼出しちゃうよね(等倍もらいながら)

・二体目のジュペッタに、今度こそ鬼火撒いてくるだろうとジュカインに交代。やっぱり鬼火を撒いてくることはなかった

・フヨウ戦のなにが嫌って、露骨にPP減らしてきて後続が辛いところだよね。腐ってもゴースト使いであることよ

・一転、南国とは思えない猛吹雪。やだよー雪はリアルだけで充分だよー

・プリムさんリメイクですげー美人になった! なんというか、三十代前半の上品な色気というか、皇太妃的な清楚さというか!(語彙力のなさ)

・「本気を出しても大丈夫だと嬉しいのですが……!」からあふれる強者感。氷使いで唯一強いと思うのがプリムさんだ

・あと今回のパーティ地味に氷に弱いのでけっこうきっつい

・先鋒オニゴーリをコータスで突破。後続に備えてドわすれを積むもトドゼルガの登場にあっさり引き下がるコータスさん

・トドかってえ! これでアイスボディならきつかった

・ジュカインとメガボスゴドラの二体がかりでトドゼルガを突破。次に出てきたのはユキメノコ、シャドボと必中吹雪でうちのパーティを上から壊滅させる

・鈍足だし雪隠れで攻撃当たらないしで為す術なく全滅。やっとこ一体落としたと思ったらもう一体出てきたでござるの巻。まさかユキメノコにやられる日が来るとは思わなんだよ……

・この人ユキワラシ好きすぎやん?

※挑戦二回目

・カゲツ、フヨウは技構成が割れてるので前回よりも被害なくスムーズに突破。今度こそプリムを撃破しなければ

・先鋒のオニゴーリにあられ、光の壁を張られるという幸先の悪いスタート。前回はボスゴドラとコータスを雑に扱っていたのが敗因だったので、今回は大事に運用していく。いざというときのためにマンダにヤチェの実を持たせておく

・対トドゼルガ、ジュカインへの交代際に零度合わせられたときはヒヤリとしたがさすがに回避。ここで当たってたら完全に芸人枠だったぞジュカインよ(今でも充分に芸人枠であることは言わないでおく)もったいぶってリフブレじゃだめね

・必中吹雪っょぃ。ユキメノコに先手を取ることはこの面子だと難しかろうから、二体目のオニゴーリ出してきた時点でコータス合わせて積ませるのがいいかなあ。虎の子いとをはくはヒョイヒョイ避けられてしまった。悲しみ

・せっかくいい感じに行ってたのにコータスさんまさかの凍結。ズルズル不利な状況へ

・それでもラス一まで持って行くも惜敗。ユキメノコに雪隠れ下で暴風を当てたペリッパーの自覚の有り様をどこぞのジュカインにも見習ってほしい。なお火力はお察し。ほぼ同レベルのユキメノコに等倍でHP1/2程度って火力低すぎ問題

・まじかよ二連敗

※挑戦三回目

・カゲツ戦がほぼ作業になりつつある

・フヨウ戦前の謎のカメラアングルの正体にようやく気づく。主人公の左手側に何もないことをアピールしてからのおわかりいただけただろうか……

・ヨノさまメガジュカインのリフスト耐えるの硬すぎィ! 深緑圏内なのにおかしい、と思ってたらそうだこいつ避雷針とかいう何に使うのかわからない特性だった!(ニワカを晒していくスタイル)

・三度目の正直、プリム戦。トドをリフストで瞬殺したあとはボスゴドラ無双でござった。どうして躓いていたんだろうというレベルであっさり突破

・ゲンジの間まではマグマが煮え立つ橋を渡る。どうしてドラゴン系のダンジョンはマグマが多いのだろうなあ

・仁王立ちで挑戦者を待ち構えるゲンジ。あー、シンプルにクソ格好いいなキャプテン!

・先鋒チルタリスはペリッパーの冷Bで落とす。次なる登場は早速切札ボーマンダ、ボスゴドラの岩雪崩で突破。正直マンダに暴れられると困るのだ

・一体目のふりゃーがいかにも地震を使いたそうに出てきたのでペリッパーに差し戻し。ドラクロかなんかかなあと思ってたら岩雪崩仕込んでやがりました

・ふりゃーの残ったHPをジュカインで削り切る。次に出てきたキングドラをリフストで突破。最後はコモルーかと思いきや、ふりゃー重複である

・Cダウンリセットのために下げたジュカインの代わりに前へ出たボーマンダ、炎で焼かれる

・その後は普通に上取って撃破。本当にどうしてプリムであんなに苦戦したんだかわからんぞ……

・一歩一歩近づく毎に開いていく扉、その先には

・ちょっと長くなったので四天王戦で切りますね


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