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「……あーお尻の柔らかさもエエ感じや…」
「おい…むやみやたらに触ってんじゃねぇ」
「え、ヤキモチ?ヤキモチ妬いてるん?」
「……ちげぇ。俺様の前でするなってことだ」
(そうだ、別に誰が触ろうが関係ねぇ)
(ククッ、あーこらオモロすぎやろーっ)
付き合いの長い椿にはよく分かった、桐の不満そうな、でも見た目ではそんなに変化のない顔。わざと紅葉の髪にキスを落とし、桐を一瞥してから紅葉に視線を向ける。
軽い口調で出てくる関西弁に、金髪の髪。時々だが仕草までもが似ているときもある、小倉 椿。自他共に認める変態。
【……椿先輩って、関西の人なんですか?】
「ん?何でそう思うん?」
【関西弁】
「ぁ、あー…そか。確かに喋っとるけどなぁ…実はコレ、エセやねん」
「……、?」
「ニセモノや。この軽い感じが好きで使っとるだけでホンマは標準語やで」
(えっ、ちゃうの…!?)
素直に騙されていた紅葉に、ケラケラ笑う椿。そこへ三葉がご丁寧に、キレたときは標準語だと教えてくれた。
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