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 それを聞いて蓮見は悔しそうに紅葉を見た。紅葉といたくて残れば手伝い。…だがそれが嫌なら1人で帰れ、と。そんなもの答えは決まってるじゃないか。


「……チッ、やって、やる」

「ぁ…っ、」
【ハーちゃんも出来るの?凄いねっ!】

「っ……ん、見てて…」

「(コクリッ)」


 …結果的に、いい方向へと進んでくれたようだが。そんな蓮見に菖蒲は呆れたように首を振り、親睦会まで残り少ないため、みんなは各自の仕事を始めた。

 先ほどまでとは一転、机に向かって真剣になる彼らに、紅葉は三度驚かされる。


(僕…おってもええのかな…)

 そう思わざるをえない空気に、紅葉はモゾッとソファーに座り直す。そしてカバンから課題を取り出し、彼らに見習って真剣に取りかかり始めた…。







「だぁークソッ!おいチビ、コーヒー!!」

「っ(ビクッ)!?」

「俺も頼むわー…」

「……ちょ、来たばかりの紅葉が分かるわけないじゃないですか…」

「じゃあ一葉が教えてあげる。おいで紅葉くんっ」

「(コクッ)」



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あきゅろす。
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