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「あー…原辰巳だ。変な時期の編入だがよろしく頼む」


『『はーいっ』』



……ガキの集まりか、ここは。
男のくせにうぜぇ女のような反応を示すそいつら。

こりゃ、瑛太が嫌になるのも分かる…。



そう思ってふと教室を見渡すと、窓際の一番後ろに瑛太を見つけた。

俺の視線に気づき、口元を緩めて軽く手をあげる。
俺もふっと笑って瑛太を見つめ返した。



「っ──///」


「んだよエータ、タッツーお前のこと見つめっぱなしじゃねーか!」


「う、うるさいなぁ…っ」



……チッ、何なんだアイツは。
瑛太に友達がいるのはいいことだが、こんな軽そうな奴だとは思わなかった。

何がタッツーだ、ざけんじゃねぇよ。


そういう意味で前田を睨みつけてたら…、

「あ、タッツーの席ここらしいぜ!やったじゃん、エータの後ろっ」



「………は?」


『あ、ああ…高見澤の後ろが原の席だ』


「ああ…じゃあ俺はもう行っても?」


『そうだな。授業もあるし質問はあとにしてくれ』

『『えーっ』』




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