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辰巳が訝しげに見てるけど苦笑いでムリヤリ誤魔化して、弘樹にも席につくよう促した。

……あ、この2人もいたんだっけ?



「ほぉ…瑛太にもいたのか、普通のダチが」


「……ちょっと、アンタはオレを何だと思ってるんだよ」


「隙間だらけの鳥籠から逃げ出してきた黒い蝶」


「っ…その通りです…」


「クッ…でももう鳥籠じゃなく、俺らの家その3ってとこか?」


「………へっ?」



その、3?
なんで3つ目なんだろ…っていうか鳥籠じゃなくなったってどういう意味だ?

よく分からなくて少し首を傾げたら、サラッとズレた髪の隙間から優しく笑う辰巳が見えた。


うわっ、不意打ち。



「1つ目は俺んちで2つ目はcolorsだろ?ってことは俺が来たここを、3つ目にすりゃあいい」


「うっわ…よくいえるね、そんなこと…」


「マジ気障ーっ!……あ、俺エータのこと一応は知ってるから。そこんとこよろぴく?」


「何でてめぇが知ってんだよ…!」


「ちょ、辰巳!…弘樹とも色々あったんだよ…それより今はご飯!食べないと時間なくなるしさ」


「……チッ、そうだな」



(こ、こぇー…何で俺嫌われてんだ!?)



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