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……ああ、最低だ。
辰巳の顔を見ることが出来なかった。

あんなに優しく声をかけてくれてるのに、オレはなんて嫌な奴なんだろう…。


そのまま落ち込んでいきそうになるのをグッと堪え、食器を片して仕方ないからゲームをすることにした。

1人で部屋に残るのは心細いけど、…1人が、1人だから安心出来てしまった…。







夜、今日だけは甘やかしてほしいということで、部屋で食事をすることになった。

普段は料理をしないせいで冷蔵庫にまともなものはなく、簡単なチャーハンを作る。


明日の朝からは人と接触する。
だからせめて、今日だけは…いいよ、ね?



「ん?あれー3人分…タッツーの?」


「っ…いや、うん…そうなんだけど、」


「……ああ、俺呼ぼっか」


「お願いします…」



昨日のおにぎりのお礼もいいたいし、いくら少し怖いといっても…一緒に食べたい。

それってワガママなのだろうか?


でも作っちゃったものは仕方ない。そういい聞かせる自分は、どこまでも卑怯で最低だ。



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