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オレと辰巳の間に置かれた、少しの荷物。

ああ、いつもおかしなくらいくっ付いてたもんね。
間に荷物がくるなんてこと、今までなかった。


………そうさしたのは、オレ。




ごめんごめんねごめんなさい。

オレが弱いばかりに、大切なあなたを傷つけてしまって。



でもまだ、紫の影が消えない今、人というもの全てが怖い。
手が伸びてくれば、その手は首にかかるんじゃないかと考えてしまう。

……辰巳はそんなことしないって、分かってるのに。



「ったく…んな顔すんな」


「え…?」


「俺は気にしてねぇから。んな顔してっと前田が心配しすぎて倒れるかもしんないぜ?」


「そ、れは…ないよ、きっと」


「いーやあるね。…心友、なんだろ?」


「………うん」



弘樹たちは、オレに何があったのか知らない。休んだのはcolorsで揉めてケガをしたから、そう伝えてあるらしい。


……ああ、でも、キングやレイジたちはどうだろうか。
そう辰巳に聞かされていても、真実を別のとこから聞くことがあるかもしれない。

そのときオレは、何て答えればいい?



むしろ、聞いてほしくない。



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あきゅろす。
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