[携帯モード] [URL送信]
11
「はよー…弘樹」


「おー…眠そうだなエータ」


「ん…ちょっと…」



3連休っていっても、その3日間は動き回ってて体は全然休めなかった。

欠伸が出そうになるのをグッとこらえて、着替えをするために部屋に戻る。


ベッド…うぁぁ、見ちゃダメだ。あーもう1日休みがあればいいのに…。



▼辰巳side


「……おっ、タッツーはよ!」


「おぅ。…瑛太、どうしたんだ?」


「んー?……はよーお」


「っ…あー…ああ」



ふにゃんとした柔らかい笑顔。
こりゃ頭ん中半分寝てやがるな…。

目はトロンとしてるし、反応がおせぇ。何より、本人は気づいてねぇがフェロモンがハンパねぇんだよ。


3日間、家の掃除やらcolorsでケンカやら、休む時間が少なかった。
その前は体育祭だったんだ、1日くれぇ家で休んでりゃ良かったな。



「おらシャキッとしろ、行くぞ」


「……うん、お腹空いたね」


「うわー…俺こんなエータ初めて見たぜ…」


「……惚れんなよ」


「ちょ、んな風には見てねぇから」



[*前へ][次へ#]

11/46ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!