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「はよー…弘樹」
「おー…眠そうだなエータ」
「ん…ちょっと…」
3連休っていっても、その3日間は動き回ってて体は全然休めなかった。
欠伸が出そうになるのをグッとこらえて、着替えをするために部屋に戻る。
ベッド…うぁぁ、見ちゃダメだ。あーもう1日休みがあればいいのに…。
▼辰巳side
「……おっ、タッツーはよ!」
「おぅ。…瑛太、どうしたんだ?」
「んー?……はよーお」
「っ…あー…ああ」
ふにゃんとした柔らかい笑顔。
こりゃ頭ん中半分寝てやがるな…。
目はトロンとしてるし、反応がおせぇ。何より、本人は気づいてねぇがフェロモンがハンパねぇんだよ。
3日間、家の掃除やらcolorsでケンカやら、休む時間が少なかった。
その前は体育祭だったんだ、1日くれぇ家で休んでりゃ良かったな。
「おらシャキッとしろ、行くぞ」
「……うん、お腹空いたね」
「うわー…俺こんなエータ初めて見たぜ…」
「……惚れんなよ」
「ちょ、んな風には見てねぇから」
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