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『でもお前は…いいのか、行かなくて』


「……ん、すぐ戻ってくるみたいだし」



そういって店の外を見た。
まだ6時だというのに、外はもう暗くなってきてる。

11月に入って本格的に寒くなってきたし…風邪引かないようにしないと。



「………あ、」

『……?』


──カランカラン


『っ、あ、あの…っ!はっ、あっち…ゲホッ』

「……どうしました、少し落ち着きなさい」

『すい、ませ…っ』



血相を変えて入ってきたその子。そんな必死に走ってきたのか、咳き込んで落ち着くのに少し時間がかかった。

まさか、カイに何かあった…?



「っ…何、何があった!?」


『うわっ…そ、その、族潰しのレイジとシロが今っ』


「……え?」


『応援は大丈夫だけど心配するだろうから、伝えとけっていわれて…』


「あ…レイジたち。そか…オレ、いってくる」


「私たちもいきますよ」



集会をしているとこにあの2人なら大丈夫。

負けるかも、とかそういう心配もないし、それが分かってるからカイは入ったばかりの子に伝言を頼んだんだ。




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あきゅろす。
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