5 でも、聞いたらジッとしていられない。オレも行って力になりたい、そう思うのは仕方ないよね? 結局みんなで行くことになって、カイのいるであろう倉庫に向かった。 「っ…カイ!」 「……あ?…やっぱ来ちまったか…」 「やーっと来たッスね黒蝶!それに白虎と金馬っ」 「………。大丈夫、カイ?」 「ゲッ、怜治さんアイツ無視したッス!キー許せないッスーっ」 うわぁあ…どこにいてもシロはうるさいんだな。 でも予想外だったのは、全くといっていいほど誰もケガをしてないということ。 カイも先頭に立って2人を睨んでいるけど、何もしてないようだし…なんで? 「あのさ…何、してるの?」 「ああ、こいつらの狙いは俺たちじゃねぇらしいんだ」 「はっ?だって…」 ここに来てるじゃん。 そう思ってレイジをちら見したら、スッゴいバカにした笑いを返された。 「お前らは……餌だ」 「……T-cardsを待ってんだとよ。ここに向かってるって情報を得たらしくてな」 「え、あいつらもくんの?うわぁ…今日もう解散にしちゃおうよ」 「それもありだが…少し暴れたくてな」 [*前へ][次へ#] [戻る] |