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僕を思ってくれてたのがよく分かったの。僕はきっとズルいよね…裏切らないでいてくれるなら、仲良くしちゃおうって思っちゃってる。


ごめんね先輩、
ごめんね幸ちゃん…。

そうじゃないと、もっ…やってらんないよぉ…っ。



* * *


 駿の腕の中で涙ぐむ遙香。それに気づいた駿は何もいわずにそっと背中を撫でた。そして思い出す昨日見たアレ。


「この傷…どうした?」

「っ!?」


(ぇ、や…見られた!?)


「やだ…ヤダやだっ!!触ら、ないで…っ、ひぅ…ヤ」

「遙香!?おい、暴れんなっ…遙香!」

「ごめんなさっ…ごめんなさい、ふぇっ…」


 泣きながら駿から離れ、頭からすっぽりと布団をかぶる。やはりソレはどんな相手でも見られたくなかったものであり、遙香はただ謝り続けた。


「っ…もう聞かないから、な?男だろ?泣くなよ、な?」

「ヤダッ…にぃに、にーに助けてっ…、あぁあ、怖いよっ…なんでぇ…っ」

「くそっ!俺は…っ」

「いやンんっ!ん゙、んっ…ふ……ッ」


(目の前にいんのは…俺だろ…)





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あきゅろす。
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