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(早く好きになれ。忘れちまえ)
自分なら不自由はさせないのに、そんなツラい思いをさせないのにと思う。だけどきっと遙香は、これから先も狛璃のことを忘れないんだろう…とも思った。静かに眠る遙香を抱き上げ、そっと体を綺麗にして一緒に眠った…。
▼遙香side
僕は、きっと凄くヒドい人なんだと思う。だって…駿先輩がにぃににしか見えないんだもん。
エッチは凄く大変で、なんか汚れた気分になっちゃった。
でもね、にぃにが好きだからいいの。
「ん゙…」
少し身じろいだ駿先輩。
凄く優しくて、体は逞しくてカッコイいと思う。
でもね、にぃにには負けるんだよ?
「先輩…」
「……は、るか…?」
「おはよ、ございます」
「あぁ」
人肌って甘えたくなっちゃう!
スリスリってしたらね、駿先輩が頭を撫でてキスしてくれたんだ。
くすぐったくて、なんか照れくさい。
「腰は平気か?すまないな、ガッツいた」
「大丈夫です!ちょっと痛いけど…先輩は悪くないですよ?」
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