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彰鬼はハルちゃんを抱えて僕たちを睨んだ。そんなに見られたくないなら寝かさなきゃいいのに。

それにしても可愛いなー寝顔。
いいもん見ちゃった。



* * *


「……で?何しに来たんだよ。用ねぇなら帰れ」

「ハルちゃんに用があったんだけどね。寝てるようだから戻るよ」

「用があってもくんな」

「それは僕の勝手でしょ?」


「……おい、用は済んだんだから戻るぞ」

「そっちの奴の方がよっぽど分かってんな。それから覚えとけ、てめぇいつか墓穴掘るぜ」


 フンッと鼻を鳴らして理樹を見下ろした。もちろん反論しようとしたが、駿が理樹の腕を引いて出て行ってしまう。そしてまるでそれを見計らったかのように遙香が起きた。


「うるさかったか?」

「………ううん。人の気配、して…」

「起きてたのか?」

「ん……ボンヤリ…してた」


 こしこしと目を擦りながら起き上がる遙香。やはり人前で寝ることは出来ないらしく、ボンヤリとした頭で3人の会話を聞いていた。用があるといっていた理樹。だけど遙香はわざと起きなかったのだ。





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あきゅろす。
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