お昼ー1
「あー涼!!どこ行ってたんだよ」
食堂に入った途端陸が目の前に飛び出してきた。
『京ちゃんとホテル探検してたの』
「探検ー!?2人きりで!?俺たちはずっと涼を捜してたのに…」
『そ、なの?ごめんね…。陸ちんも探検したかったんだね』
「いや…まぁ」
ずっと捜してた、この意味を自分も一緒に探検したかった、と言う風に解釈され陸はそれ以上強く言えなくなってしまった。まぁ仕方ないかと頭を掻きながらみんなのもとへ連れて行く。後ろにいた京一をシカトして。
『ふわーっ、おいしかったですねvV』
「ね。あ、ほら涼口についてる」
『ぁ…ありがと、ございます』
生徒会メンバーと京一たちと共にお昼を食べ終わった涼。その頬には食べ残しがついていて、英士が指でとりペロッと舐める。それをみて恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にしてお礼を言う涼に、その場にいた全員が英士を睨み付けた。
「なぁ涼。次の自由時間、一緒に外に行かない?」
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