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リンチをしてるのは自称英士の彼女、みずきとそのファンクラブの奴らだ。英士が一緒に組んでくれないことに腹を立て、元太に八つ当たりをしているのだ。
「が、も、堪忍してっ…あ゙!!」
「はっ、無様な姿。今回はもう提出したって話だからしょうがないけど、次こんな事になったら容赦しないから」
そういい、みずきはお腹に一発蹴りを入れて去っていった。
「はぁっ…はぁっ…うぅっ」
1人だけになった元太は、悔しさと痛さに涙を流しながらしばらくそこに横たわっていた──。
「それにしてもさぁ、なんで親睦会に行ってまで海とじゃなきゃいけないわけ!?」
「それはこっちのセリフだ」
一方京一たちもまた、パートナーについて話あっていた。もちろん涼のいない所で。
「いやーでもさ、涼が引いたとは言えこれも双子の運命なのかね?」
「かもな。あー…よりによってなんで竜也なんだ」
「俺だって涼が良かったさ」
双子のやりとりを横目で見ながら、さり気なく悪態をつく京一と竜也。これからさきどうなるのだろう………。
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