8 リンチをしてるのは自称英士の彼女、みずきとそのファンクラブの奴らだ。英士が一緒に組んでくれないことに腹を立て、元太に八つ当たりをしているのだ。 「が、も、堪忍してっ…あ゙!!」 「はっ、無様な姿。今回はもう提出したって話だからしょうがないけど、次こんな事になったら容赦しないから」 そういい、みずきはお腹に一発蹴りを入れて去っていった。 「はぁっ…はぁっ…うぅっ」 1人だけになった元太は、悔しさと痛さに涙を流しながらしばらくそこに横たわっていた──。 「それにしてもさぁ、なんで親睦会に行ってまで海とじゃなきゃいけないわけ!?」 「それはこっちのセリフだ」 一方京一たちもまた、パートナーについて話あっていた。もちろん涼のいない所で。 「いやーでもさ、涼が引いたとは言えこれも双子の運命なのかね?」 「かもな。あー…よりによってなんで竜也なんだ」 「俺だって涼が良かったさ」 双子のやりとりを横目で見ながら、さり気なく悪態をつく京一と竜也。これからさきどうなるのだろう………。 [*前へ] [戻る] |