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涼が問いかけてもまともな返事は返ってこない。すると涼が、
『じゃあ僕がクジで決めてあげる!!』
と言い出した。どうするのだろうと見守っていると、涼がクジの入った袋に手を伸ばした。名前を読み上げながら次々と引いていった結果がこれだ。
海&陸
京一&竜也
英士&元太
『あれ?一人あまっちゃう…』
そう、残ったのは香だ。どうしようかと悩んでいると香は大丈夫だと言ってきた。涼や京一たちはなにが大丈夫なのか分からずにいるが、生徒会メンバーは納得しているようすだ。
その後、時間も遅くなり涼たちはそれぞれの部屋へ帰って行った。
「てかなんで僕が元と組まなきゃいけないわけ!?」
「ご、ごめん」
「あーこうなったら自由時間に涼と楽しもっ」
英士は涼となれなかった不満を元太にぶつけた。どっちが年上だ、と言いたくなる。
「英士、お前性格安定してきたんじゃないか?優等生の高岡君はどこ行ったんだ?」
「さぁ?」
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